シリア拘束可能性の邦人男性、千葉市の湯川遥菜さんか
内戦が続くシリア北部で日本人とみられる男性がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束された事件で、隣国ヨルダンに退避している在シリア日本大使館は18日も情報収集を進めた。ただ、過激派との連絡手段はなく、作業は難航している。一方、関係者は同日、この男性が千葉市の湯川遥菜(はるな)さん(42)とみられると述べた。
同大使館はダマスカスに残る現地職員を通じて情報を集めようとしている。だが、男性が拘束されたとみられる北部アレッポ付近はアサド政権軍と複数の過激派や反体制組織が激しい戦闘を続けており、男性の行方や安否の確認が難しいという。
ネット上に公開された動画で、男性は英語で「ハルナ・ユカワ」と名乗った。この動画について「イスラム国」の関連とみられるツイッターは「日本人の雇われ兵を尋問」と説明。「神の裁きにより処刑した」との記述もあるが、真偽は確認されていない。