ウクライナ政権崩壊　大統領解任を議決

ウクライナ政権崩壊　大統領解任を議決、ロシアは反発

反政権派と治安部隊の衝突で多数の死者が出たウクライナの議会は２３日、行方不明となったヤヌコビッチ大統領に代わり、前日議会議長に就任した野党「祖国」のアレクサンドル・トゥルチノフ氏を大統領代行に任命した。ヤヌコビッチ氏は議決により解任された。権力を議会が掌握した状態となり、ヤヌコビッチ政権は崩壊した。

ヤヌコビッチ氏の政敵で２０１０年の大統領選に敗れ、職権乱用罪で実刑判決を受けた同党のチモシェンコ元首相は２２日釈放され、大統領選出馬を表明した。

トゥルチノフ氏は２２日に与党出身の議長が辞任したのに伴い、新議長に選出された。当面、大統領代行と議長を兼任する。