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スマホ発熱の相談 1000件以上 やけどの恐れ、机や布団が焼けた事例も

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スマホ発熱でやけどの恐れ 国民生活センターが注意喚起

国民生活センターは20日、スマートフォン(スマホ)の充電端子が焼け焦げたとか、本体が熱くなりすぎるという相談が急増していると発表した。利用者がやけどをした例もあり、「長時間肌に密着させないように」などと呼びかけている。

全国の消費生活センターなどに寄せられたスマホの発熱などに関する相談は、2009年度に2件だったのが、12年度には523件に急増した。09年度から13年末までで計1032件を数え、やけどをしたという申し出は75件あった。周辺にあったテーブルや布団などが焼けたという事例も23件あったという。

スマホには、従来の携帯電話(ガラケー)に比べて多くのソフトウエアが搭載されており、ゲームやテレビ電話のような負荷が大きい機能を同時に使うと発熱しやすい。消費電力が大きい分充電する機会も多い。充電端子を抜き差しする時に上下を誤るなどして接続部が壊れ、発熱・焼損することがある。また、金属片や鉛筆の芯などの異物が混入したり、汗などの液体が付着したりしたまま充電した場合にも焼けることがあるという。

国民生活センターは事業者には商品改良などを要請した。NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの携帯3社は、本体の温度が高くなると画面が暗くなったり電源が切れたりするシステムを導入するとともに、ウェブサイトや説明書で注意喚起をしていると説明している。(小泉浩樹)

asahi shimbun logo

(朝日新聞社提供) 


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