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村上春樹さんの短編「タバコポイ捨て」表現に北海道の地方議員が抗議

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作家・村上春樹さんが2013年に文藝春秋で発表した短編小説に、読者に誤解させる表現があったとして、北海道・中頓別町の町会議員、宮崎泰宗氏が抗議している。

問題となっているのは、短編小説「ドライブ・マイ・カー」の文中にある表現。

小さく短く息をつき、火のついた煙草をそのまま窓の外に弾いて捨てた。たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう。


この部分について、宮崎氏は「偏見と誤解が広がる」と抗議。ブログの中でこう述べている。

ノーベル文学賞候補となる作家が事実と異なることを小説にしたことが町のイメージダウンにつながり、このまま放置すれば、本町への偏見と誤解が広がる訳ですから、作家に遺憾の意を伝え、なんらかの対処を求めることの緊急性は高いと思います。

活字化の事実を知りながら公式には何もしないということは、不本意な表現を認めることになります。環境美化や交通安全に励む町の代表である議員や首長は、こうした問題に敏感に反応すべきでしょう。


(「TEAM中頓別〜今そして未来の青空へ〜」より 2014/01/30)


宮崎氏は2月6と7日に行われる町議会の臨時会でこの問題を議題とするよう求めたが、「議会としての決議には馴染まない」という理由で、却下されたという。

小説表現をめぐってはこれまでも「チャタレイ夫人の恋人」における性表現や、柳美里さんの「石に泳ぐ魚」においてのプライバシー問題など、訴訟に発展しているケースもある。


■Twitterの声
















※小説内の表現が引き起こす問題について、どう思いますか。ご意見をお寄せください。



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