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「細川護熙氏が最有力」民主、自民は舛添氏支援へ【都議選2014】

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(変転 2014都知事選)民主都連「細川氏、最有力」 自民都議団は舛添氏支援へ

23日告示の東京都知事選に、元首相の細川護熙氏(75)が候補者として浮上したことを受け、民主党都連は9日、立候補した場合は支援する方向で調整を始めた。自民党の都議団は、元厚生労働相の舛添要一氏(65)と会談し、政策が一致したとして支援することを決めた。

民主党都連は党本部で選対会議を開催。会合後、都連会長の松原仁衆院議員は語った。「細川さんは最有力の人として確認した」「ぜひ(立候補の)決断をして頂きたい」

都連は前日まで、舛添氏を軸に候補者調整をしていた。党本部が接触していた細川氏に立候補の可能性があることがわかり、対応を変えたという。

この日開かれた都議会民主党の総会でも、「熊本県知事も総理も経験した。都知事にふさわしい」と、異論は出なかった。

ただ、都議幹部は「今後も、舛添さんと意見交換ができる機会を作りたい」と、舛添氏を支援する選択肢も残す考えだ。

一方、都議会自民党は緊急総会に舛添氏を招き、選挙戦で掲げる政策の説明を受けた。「2020年五輪の開催に情熱を傾ける」「都議会との信頼関係を築く」など、自民党都連が候補者に求める3要件について、舛添氏は「異論はない」と述べた。

10年に自民党を離党して新党改革を結成し、除名された舛添氏。総会では「大変迷惑をかけた。生まれ変わった身で、地方自治に命をかけて頑張りたい」と謝罪した。総会後、都議団の吉原修幹事長は「舛添氏と政策で大きな違いはなく、全体的に了解した」と支援の方針を示した。

都知事選の候補者として細川氏が浮上し、立候補予定者の受け止めは様々だ。舛添氏は「誰が出ようと右顧左眄(うこさべん)せず、堂々と政策を掲げていきたい」。出馬の決意については「揺らいでいない」と断言した。

細川氏と同じ脱原発を掲げる日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)は「脱原発の議論が高まれば良い」。元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)の陣営幹部は「出る人が出て早く政策論争ができたらいい」と話した。発明家のドクター・中松氏(85)は「細川氏は佐川急便グループからの借り入れ問題で首相を辞任した。都知事にするのはいかがか」と指摘した。

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(朝日新聞社提供) 


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