ホンダ、小型機向けエンジン量産開始 米の工場
ホンダは米ノースカロライナ州の工場で12日、小型ジェット機向けのエンジンの量産をスタートさせた。来年には、7人乗りの小型機「ホンダジェット」本体も納入していく予定だ。
量産が始まったエンジン「HF120」は、航空関連事業が得意な米ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同で開発。競合他社の製品と比べ「10%以上、燃費性能がよい」(ホンダ)ことが売りで、自動車開発で培った環境技術なども取り込んだ。すでに100機以上を受注済みのホンダジェットに搭載されるが、他の航空メーカーがつくる小型機でも使ってもらえるよう、売り込む考えだ。
航空機事業への参入は、創業者の故本田宗一郎氏が語っていた夢でもあり、ホンダは1986年に研究を本格的に始めた。航空業界では一般的に、機体とエンジンは別のメーカーがつくるが、ホンダは、機体とエンジンを両方とも製造、販売して、航空機事業を成長させていくという。
ホンダの米国子会社ホンダエアロの泉征彦(まさひこ)社長は、同州バーリントンで開かれた量産開始の記念式典で、「航空機事業を手がける長年の夢がいま実現した」と述べた。(バーリントン〈米ノースカロライナ州〉=畑中徹)
ホンダは米ノースカロライナ州の工場で12日、小型ジェット機向けのエンジンの量産をスタートさせた。来年には、7人乗りの小型機「ホンダジェット」本体も納入していく予定だ。
量産が始まったエンジン「HF120」は、航空関連事業が得意な米ゼネラル・エレクトリック(GE)と共同で開発。競合他社の製品と比べ「10%以上、燃費性能がよい」(ホンダ)ことが売りで、自動車開発で培った環境技術なども取り込んだ。すでに100機以上を受注済みのホンダジェットに搭載されるが、他の航空メーカーがつくる小型機でも使ってもらえるよう、売り込む考えだ。
航空機事業への参入は、創業者の故本田宗一郎氏が語っていた夢でもあり、ホンダは1986年に研究を本格的に始めた。航空業界では一般的に、機体とエンジンは別のメーカーがつくるが、ホンダは、機体とエンジンを両方とも製造、販売して、航空機事業を成長させていくという。
ホンダの米国子会社ホンダエアロの泉征彦(まさひこ)社長は、同州バーリントンで開かれた量産開始の記念式典で、「航空機事業を手がける長年の夢がいま実現した」と述べた。(バーリントン〈米ノースカロライナ州〉=畑中徹)