欧州の探査機、彗星に着陸 史上初
欧州宇宙機関(ESA)は12日夕(日本時間13日未明)、彗星(すいせい)探査機ロゼッタが投入した小型着陸機フィラエが、観測目的のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸したと発表した。彗星への探査機の着陸は史上初めて。
ESAによると、ロゼッタと彗星は、火星と木星の軌道の間にある。ロゼッタから切り離されたフィラエは、約7時間かけて幅4キロほどの彗星の核に着陸。表面の成分などを観測し、データを地球に送り返す。
ロゼッタは2004年に打ち上げられ、太陽の周りを回りながら軌道を変え、計65億キロの旅を経て彗星にたどり着いた。
(朝日新聞社提供)