小渕優子・前経産相の写真入りラベルが貼られた2本のワイン。地元・群馬の事務所の秘書から選挙区内の有権者に贈られたという
小渕氏の写真ラベルのワイン、地元秘書が有権者に贈与か
後援会の「観劇会」の収支などが大幅に食い違っている問題で、経済産業相を辞任した小渕優子衆院議員(群馬5区)の地元事務所の男性秘書が5月上旬ごろ、選挙区内に住む有権者の70代男性に、祝い品としてボトルワイン2本を贈った可能性のあることが分かった。男性が朝日新聞の取材に答えた。選挙区内の有権者への寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触する恐れがある。
男性によると、秘書が自宅を訪れ、男性の祝い事に対して「おめでとうございます」と述べ、箱と小渕氏の名刺を渡した。箱には赤と白のワインが入っており、小渕氏の写真入りラベルに「優しさ輝く日本の未来 おぶち優子」などと記されていた。秘書とは面識があったという。
小渕氏は20日の辞任会見で「今の段階では選挙区内に配ったことはないと承知している。しっかり調査する」などと答えていた。