「守備のミスが勝敗分けた」アギーレ監督、冷静に見極め
ハビエル・アギーレ監督(55)=メキシコ=が初めて采配をふるったサッカーの日本代表(世界ランク44位)は5日、札幌ドームでの国際親善試合でウルグアイ代表(同6位)と対戦し、0―2で敗れた。日本はワールドカップ(W杯)ブラジル大会代表だった本田(ACミラン)、長友(インテル・ミラノ)に加え、初選出の皆川(広島)、坂井(鳥栖)が先発した。守りのミスから前後半にそれぞれ1点ずつ失った。
9日に横浜でベネズエラ代表(同29位)と対戦する。
あくまで親善試合。アギーレ監督はそう割り切り、注目の初陣をちゅうちょなくテストの場にした。
「先発にベストの11人を選ぶわけではない」と前日に宣言。先発には、サプライズ招集となった皆川、坂井をいきなり起用した。W杯ブラジル大会16強のウルグアイにどこまでできるか。ピッチ際に張り付いて、目をこらした。
皆川は前半17分に決定機を外し、坂井は前半34分に失点につながるトラップミスを犯した。そうしてリードを許す展開になったが、テストの度合いは弱めない。武藤、森岡と、さらに初選出組を投入した。