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【マレーシア航空機墜落】OSCE監視団、親ロシア派から現場で妨害される

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ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜事件で、ヨーロッパ安保協力機構(OSCE)の監視団が7月18日、約1時間強にわたって墜落現場を訪れた。しかし、OSCE報道官によると、親ロシア派の武装集団らが監視団を機体の残骸などに自由に近づけさせず、活動を阻害された。毎日新聞などが報じた。

ロシア通信などによると、親露派は墜落現場へのOSCE監視員の立ち入りを承認し、18日に監視員約30人が現場入りした。しかし、調査は墜落地点から200メートル圏内に限定されるなど、一帯への自由なアクセスは認められなかったという。また、現場では親露派が空に向かって発砲するなど、監視員への「警告」とも受け取れる行動があったという。

OSCEは18日、原因究明のため、公正で独立した国際調査の実施や現場保全の徹底などを要求。機体の破片や乗客の私物などを動かさないよう求めた。

(毎日新聞「マレーシア機撃墜:OSCE調査団足止め 親露派が制限」より 2014/07/19 11:29)


親ロシア派の戦闘員の一部は泥酔した様子で、地元住民に威嚇射撃することもあったという。

ドネツク州の墜落現場周辺は親ロシア派の武装集団が掌握しているが、現場は封鎖もされず、証拠保全に支障が出る恐れがある。犠牲者が収容された遺体安置所やブラックボックスの保管場所に、監視団が近づけるかさえ不透明な状況にあるという。

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