祇園祭の大船鉾、150年ぶり復活 四条町衆の思い乗せ
京都・祇園祭で49年ぶりに復活する24日の後祭(あとまつり)の山鉾(やまほこ)巡行で、巨大な船型の鉾が150年ぶりに姿を見せる。幕末の禁門の変で焼失した「大船鉾(おおふねほこ)」(全長7・47メートル、高さ6・35メートル)。神話の中で、戦いから凱旋(がいせん)した船を表す。まだ黒漆も金色の金具もない白木のままの初々しい姿だが、そこに町衆たちの思いがこもる。
「後祭復活の節目の年にしんがりを務める。感無量の一言です」。19日、組み立てが進む大船鉾を眺めながら、四条町大船鉾保存会の松居米三理事長(81)は万感の思いを語った。
大船鉾は室町時代の1422年の建立とされ、応仁の乱(1467~77年)、天明の大火(1788年)、禁門の変(1864年)と、三たび焼失した。
祇園祭前祭は終わりましたが、後祭に向けて大船鉾の鉾建てが始まりました。復興して初めての巡行に向けて。 pic.twitter.com/EPCf8INk0z
— ざ・京都 (@the_kyoto) 2014, 7月 18
大船鉾、上部艤装完了。 pic.twitter.com/XINbAuZLpH
— 山田章博@まいまいカフェ (@yamada_isak) 2014, 7月 19