痴漢容疑で起訴、中学教諭に逆転無罪 東京高裁判決
路線バスの車内で女子高校生に痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた東京都三鷹市立中学校の教諭、津山正義被告(30)=起訴休職中=に対する判決が15日、東京高裁であった。河合健司裁判長は、罰金40万円の有罪とした一審・東京地裁立川支部判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。
津山被告は2011年12月22日夜、三鷹市を走行中のバス車内で女子高生(当時17)の尻を触ったとして起訴されたが、「自分のリュックサックが当たったことはあるかもしれないが、触ったことは一切ない」と無罪を訴えてきた。
昨年5月の一審判決は、女子高生の供述を全面的に認め、「被告が携帯電話を右手で操作しながら、左手で尻を触った」として有罪を言い渡した。
これに対して高裁判決は、車載カメラの映像から「痴漢をしたとされる時に、被告の左手はつり革をつかんでいた」と認定。「一審判決には明らかな事実誤認がある」と結論づけた。
津山被告は判決後の会見で、「誰もが巻き込まれる可能性があるのが痴漢事件の怖さ。一日も早く生徒の元に戻りたい」と語った。
東京高検の青沼隆之・次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とのコメントを出した。
路線バスの車内で女子高校生に痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた東京都三鷹市立中学校の教諭、津山正義被告(30)=起訴休職中=に対する判決が15日、東京高裁であった。河合健司裁判長は、罰金40万円の有罪とした一審・東京地裁立川支部判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。
津山被告は2011年12月22日夜、三鷹市を走行中のバス車内で女子高生(当時17)の尻を触ったとして起訴されたが、「自分のリュックサックが当たったことはあるかもしれないが、触ったことは一切ない」と無罪を訴えてきた。
昨年5月の一審判決は、女子高生の供述を全面的に認め、「被告が携帯電話を右手で操作しながら、左手で尻を触った」として有罪を言い渡した。
これに対して高裁判決は、車載カメラの映像から「痴漢をしたとされる時に、被告の左手はつり革をつかんでいた」と認定。「一審判決には明らかな事実誤認がある」と結論づけた。
津山被告は判決後の会見で、「誰もが巻き込まれる可能性があるのが痴漢事件の怖さ。一日も早く生徒の元に戻りたい」と語った。
東京高検の青沼隆之・次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とのコメントを出した。