大卒就職率94.4%、3年連続で改善 女子が上回る
今春卒業した大学生の就職率は94・4%(前年比0・5ポイント増)で、過去最低だった2011年の後3年連続で改善した。国公立大は96・7%(同1・4ポイント増)、私立大は93・7%(同0・3ポイント増)だった。文部科学省が16日発表した。
就職率は、卒業生のうち就職希望者数に対する就職者数の割合で、11年の91・0%が過去最低。12年は93・6%で、2・6ポイントの大幅増となったが、その後は2年連続で微増した。過去最高だった08年の96・9%の水準には及ばなかった。
大学や短大、高専など全国112校の6250人を抽出調査した。就職を希望する割合は71・5%で、希望者数の推計は40万5600人、うち38万3400人が就職した計算だ。