[ソウル 11日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が10日夜に急性心筋梗塞の症状を訴えて自宅近くの病院で心肺蘇生措置を受けた後、サムスン・メディカル・センターに搬送されて11日に緊急手術を受けた。現在は安定した容体だという。同センターが明らかにした。
李会長は1999年に肺がんの手術を受けて以来、呼吸器系に問題を抱えていることは知られており、昨年8月には軽度の肺炎で入院したこともあった。
サムスン・グループは経営陣の世代交代を控えて事業再構築に取り組んでいる最中。李会長は近年、自身の子息をグループ首脳に昇格させるとともに、傘下企業の再編を進めてきた。
サムスン電子は、李会長の長男で後継者とみなされている李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が、いずれ次期会長に就任する見通しだ。