ウクライナ東部の親ロシア派は11日、庁舎占拠を続けるドネツク、ルガンスク両州で事実上の独立を問う独自の住民投票を行った。賛成が多数を占める可能性が高い。親ロシア派が勢いづき、ウクライナの混迷がさらに深まるのは必至だ。親ロシア派を正当な地域代表とみなすロシアと、ウクライナ政府や欧米との対立も一層高まりそうだ。
住民投票の対象は、人口が合わせて665万人のドネツク、ルガンスク両州の全有権者。2州の人口はウクライナ全体の15%に上る。それぞれの州で「国家的な自立性」を認めることの賛否を問う。親ロシア派は両州に計約3100の投票所を設けた。
ドネツク州では11日午後10時(日本時間12日午前4時)の投票締め切り直後に開票が始まる。親ロシア派は「投票者の過半数の賛成で(事実上の独立が)承認される」としている。
住民投票の対象は、人口が合わせて665万人のドネツク、ルガンスク両州の全有権者。2州の人口はウクライナ全体の15%に上る。それぞれの州で「国家的な自立性」を認めることの賛否を問う。親ロシア派は両州に計約3100の投票所を設けた。
ドネツク州では11日午後10時(日本時間12日午前4時)の投票締め切り直後に開票が始まる。親ロシア派は「投票者の過半数の賛成で(事実上の独立が)承認される」としている。
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