初めて見たものでも怖がらずになんでも食べる、旅好きな人は結構いる。けれども世界には、旅慣れた人でも驚くようなクレージーなレストランが存在する。いくつか紹介しよう。
クレーンで数百メートル上空へ
お気に入りの都市を数百メートル上から眺めながらの「空中ダイニング」はどうだろう。「ディナー・イン・ザ・スカイ」と呼ばれるイベントでは、22名まで座れるテーブルを、クレーンが空高くまで持ち上げる。
ウェブサイトによれば、これまでに40ヵ国以上で開催されているという。食事客は、ジェットコースターで見かけるのと同じタイプのイスに固定される。高所恐怖症の方にはあまりお勧めできない(以下は、エストニアの首都タリンで2012年に行われたときの動画)。
暗闇での食事
米国内に5店舗があるレストラン「オパーク」では、暗闇の中で食事ができる。これは、視覚を奪うことでそれ以外の感覚を強め、食事の体験を高めようとする試みだ。間違いなく変わった食事を体験できる場所だろう。
モダン・トイレ・レストラン
世界に1軒だけ、トイレをテーマにしたレストランが存在する。台湾の「モダン・トイレ」では、通常のイスは蓋を閉じた状態のトイレに置き換えられ、食事はミニサイズの便器とせっけん入れに盛りつけられて提供される。このアイデアに気分を悪くする人もいるだろうが、トイレのジョークが好きな方にはお勧めだ。
ニンジャ・ニューヨーク
米ニューヨーク市には数々の日本食レストランがあるが、「ニンジャ」はその中でも「もっともインタラクティブ」なレストランと言える。店内は、15世紀の中世日本の村をモデルにデザインされ、忍者の姿をしたウェイターが、時を選ばず、客に忍び寄ってくる。怖がりな人は要注意だ。
海中のレストラン
インド洋にあるモルディブ共和国のランガリ島には、高級リゾートホテル「コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド・リゾート」がある。らせん階段を下りると、海面下およそ5メートルに位置する「イター・アンダーシー・レストラン」があり、180度広がる海中の景色を見ながら、贅沢な海の幸を堪能できる。
東京にある「刑務所病院レストラン」
「罪を犯さずに刑務所の様子が知りたい」という人にぴったりのレストランがある。東京にある「刑務所病院レストラン」、「アルカトラズE.R.」では、囚人になった気分で食事が体験できる。客は手錠をかけられた状態で「独房」へと案内され、残さずに食べることを要求する看護婦姿のウェイトレスから食事が提供されるのだ。
[Lisa Miller(English) 日本語版:兵藤説子/ガリレオ]
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