みんな、渡辺氏の妻の口座も調査へ 8億円借り入れ問題
みんなの党の渡辺喜美前代表が化粧品大手会長から計8億円を借りた問題で、浅尾慶一郎代表は12日、約5億円を管理していたとされる渡辺氏の妻の銀行口座について「(お金の)入りと出はチェックした方がいい」と述べ、党が進める内部調査の対象とする考えを示した。都内で記者団に語った。
渡辺氏の問題発覚後、党は所属議員らによる検証チームを作り、渡辺氏に通帳の提出を求めた。一方で、妻の通帳については提出を求めなかった。
これに対し、11日に代表になった浅尾氏は、党刷新を早期に図るため、内部調査の透明性を重視。就任会見では「結果発表前に、役員会で中身をチェックする。不十分なら引き続き調べる」と強調していた。
調査結果は15日に公表される見通しだが、浅尾氏は「金融機関から一部の情報がきていない。事務的に時間がかかっている」とし、間に合わない可能性も示した。(奈良部健)