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九州電力<9508.T>は10日、原子力規制委員会による川内原発1、2号機の審査会合で、これまでの審査での指摘を踏まえ、新規制基準の「設置変更許可」の補正申請書を4月末に提出すると明らかにした。原子力規制委は補正書提出を受けて、事実上の審査合格書となる「審査書案」を作成する。
規制委は3月中旬、川内1、2号を優先審査の対象に選定。規制委の田中俊一委員長は、対象原子炉は、審査合格の見通しがついたと説明している。規制委は、補正書の提出を受けて「審査書案」を作成。1カ月間の意見募集などを経て、正式な審査書を作成する。
昨年7月に始まった新規制基準の適合性審査は、基本設計・方針を審査する設置変更許可のほか、機器類の詳細を審査する「工事計画認可」、運転管理体制を審査する「保安規定認可」について、一体で審査を進めてきた。
九州電は会合で、工事計画認可と保安規定認可に関する補正申請書を、それぞれ5月末までに提出する意向を明らかにした。工事と保安に関する認可が出れば審査が終了する。[東京 10日 ロイター]