J1浦和、きょう無観客試合 意思疎通を密に
差別的な横断幕が掲げられた問題でJリーグ史上初の無観客試合となる浦和―清水戦が23日、埼玉スタジアムで行われる。チーム、サポーターは様々な思いで異例の一戦に臨む。
周辺の公園も正午から午後7時まで応援目的での立ち入りが禁止される。声援が聞こえないうえ、選手紹介や入場曲、得点のアナウンスも流れない。ペトロビッチ監督が「公式戦の感覚を持つのは難しい」と心配する状況となるが、MF鈴木は「声は通る。一体感を出したい」と、意思疎通を密にする考え。ムードメーカーのDF槙野は「ロッカールームで、いつも通り音楽を流してテンションを高めたい」と話した。GK西川はサポーターに向けて話す。「普段は聞こえない選手間の指示の声が、テレビ中継でも聞こえるかもしれない。そこは楽しんでほしい」
「ホーム戦に行けないのは11年ぶり」と残念がるのは、埼玉県久喜市の会社員男性(38)。リーグ発足時からの浦和サポーターでシーズンチケットを持っているが、今回はさいたま市内の居酒屋で観戦する。昨季は全てのホーム戦に足を運んだ同県川口市の会社員女性(34)も居酒屋で応援する予定だ。「何もしてあげられないけれど、ただただ頑張ってほしい」
クラブはオフィシャルショップを休業し、インターネット販売も中断。1992年のナビスコ杯からホーム戦で毎試合作られ、43号を数える冊子「マッチデープログラム」も初めて作製しない。
差別的な横断幕が掲げられた問題でJリーグ史上初の無観客試合となる浦和―清水戦が23日、埼玉スタジアムで行われる。チーム、サポーターは様々な思いで異例の一戦に臨む。
周辺の公園も正午から午後7時まで応援目的での立ち入りが禁止される。声援が聞こえないうえ、選手紹介や入場曲、得点のアナウンスも流れない。ペトロビッチ監督が「公式戦の感覚を持つのは難しい」と心配する状況となるが、MF鈴木は「声は通る。一体感を出したい」と、意思疎通を密にする考え。ムードメーカーのDF槙野は「ロッカールームで、いつも通り音楽を流してテンションを高めたい」と話した。GK西川はサポーターに向けて話す。「普段は聞こえない選手間の指示の声が、テレビ中継でも聞こえるかもしれない。そこは楽しんでほしい」
「ホーム戦に行けないのは11年ぶり」と残念がるのは、埼玉県久喜市の会社員男性(38)。リーグ発足時からの浦和サポーターでシーズンチケットを持っているが、今回はさいたま市内の居酒屋で観戦する。昨季は全てのホーム戦に足を運んだ同県川口市の会社員女性(34)も居酒屋で応援する予定だ。「何もしてあげられないけれど、ただただ頑張ってほしい」
クラブはオフィシャルショップを休業し、インターネット販売も中断。1992年のナビスコ杯からホーム戦で毎試合作られ、43号を数える冊子「マッチデープログラム」も初めて作製しない。