「待機児童ゼロ」へ具体策 舛添新都知事に聞く
東京都知事選に初当選した舛添要一氏(65)は11日、知事に就任し、都内で朝日新聞の単独インタビューに応じた。公約の「4年で待機児童ゼロ」を達成するため、保育所の新設用地として「都有地を(周辺の)10分の1の賃料で貸す」と述べた。
都内で保育所に入れない待機児童は昨年4月時点で8117人。舛添氏は、保育所の増設には都内の高額な賃料が問題になると指摘。都有地の賃料を周辺の10分の1とする私案を示し「専門家や都議会と相談する」とした。今後、使える都有地を洗い出すという。
また、「通勤途中で子どもを預けられて便利だ」として、駅構内の保育所を増やす方針も表明。選挙戦中にJR東日本や私鉄各社の社長らに会い、既に要請していることも明かした。