宇都宮氏「手応え感じたが…残念」 都知事選
「雇用や医療、福祉など切実な課題を訴えたが、今回は政策討論会があまり行われず、都民に政策をきちんと届けられなかった」
前回12年都知事選に続き、2度目の挑戦だった日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)は、東京都新宿区の事務所で、集まった100人以上の支持者らに語った。
猪瀬直樹前知事が辞職した直後の昨年12月にいち早く立候補を表明。「東京から原発のない社会を目指す」として、前回に続き、脱原発を掲げた。福祉施設の増設や格差社会の是正も強調。「世界一働きやすく暮らしやすい東京をつくる」と訴えた。
選挙戦では、支援を持ちかける政党や団体の要請は拒まない姿勢を貫いた。推薦を受けた共産、社民両党の支持層を手堅く固めた。
しかし、脱原発を求める市民グループは、ともに原発ゼロを掲げた細川氏と宇都宮氏の支援に分かれ、票が分散した。音楽イベントなどで若い世代への浸透を図ったが、伸び悩んだ。
「前回の選挙と比べて手応えは感じたが、投票率が上がらなかったことも響き、届かなかった。石原・猪瀬都政の流れを変えられず残念だ」と話した。
「雇用や医療、福祉など切実な課題を訴えたが、今回は政策討論会があまり行われず、都民に政策をきちんと届けられなかった」
前回12年都知事選に続き、2度目の挑戦だった日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)は、東京都新宿区の事務所で、集まった100人以上の支持者らに語った。
猪瀬直樹前知事が辞職した直後の昨年12月にいち早く立候補を表明。「東京から原発のない社会を目指す」として、前回に続き、脱原発を掲げた。福祉施設の増設や格差社会の是正も強調。「世界一働きやすく暮らしやすい東京をつくる」と訴えた。
選挙戦では、支援を持ちかける政党や団体の要請は拒まない姿勢を貫いた。推薦を受けた共産、社民両党の支持層を手堅く固めた。
しかし、脱原発を求める市民グループは、ともに原発ゼロを掲げた細川氏と宇都宮氏の支援に分かれ、票が分散した。音楽イベントなどで若い世代への浸透を図ったが、伸び悩んだ。
「前回の選挙と比べて手応えは感じたが、投票率が上がらなかったことも響き、届かなかった。石原・猪瀬都政の流れを変えられず残念だ」と話した。