2月9日の投票日を控えた東京都知事選。告示日から10日が経ち、選挙戦も折り返しを迎えた。2013年7月の参院選からネット選挙が解禁されたが、選挙にどう活用していけばいいのか、都知事選の各候補者の模索が続いているようだ。
2013年の参院選の際には各政党がオリジナルのスマートフォンアプリを制作するなどしていたが、全員が無所属で立候補している今回の都知事選では、ネット選挙はTwitterやfacebookなどのソーシャルメディアが主戦場となっている印象だ。Twitterでの戦いぶりを届け出順に紹介しよう。
■宇都宮健児氏
前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏のTwitterのフォロワー数は、およそ4万7900人。前回の都知事選の少し前の、2012年10月にツイッターを開始。2012年11月には450回ほどツイートを行ったが、選挙後は1ヶ月10〜20前後のツイートに減った。2013年12月に再び都知事選出馬を表明してから、ツイート数も増加。「ツイキャス」を使い、街宣車で移動中の様子などを伝えているほか、政策などをTwitter上で訴えている。一般ユーザーからの応援メッセージには、自身で返信をしているようだ。
■ドクター・中松氏
発明家のドクター・中松氏は、2010年4月からTwitterを開始。現在のフォロワー数は約5000人。ドクター・中松氏は、これまでの選挙戦でもTwitterを利用していたが、今回の都知事選ではよりツイートの頻度を増やしており、活動の報告だけでなく政策面でのツイートが目立つようになった。特にエネルギーに関してのツイートが多い。
■田母神俊雄氏
元航空幕僚長の田母神俊雄氏のTwitterフォロワー数はおよそ20万1500人にのぼり、候補者中最多を誇る。動向を伝えるツイートは他の候補と同様だが、特徴的なのは【たもがみ通信女子目線】という女子スタッフが行うツイートだ。女性有権者をターゲットにしているものと見られる。
■舛添要一氏
元厚生労働相の舛添要一氏、Twitterフォロワー数は、およそ14万6700人だ。Twitterでは本人の動向を事細かく写真付きで紹介し、街頭演説や会見の様子などをyoutubeに掲載している。Facebookページも更新しているが、コメント欄が排除されており、Twitterでも一般ユーザーからの投稿に対する返信はなされていないようだ。
■細川護煕氏
元首相の細川護煕氏は、告示日直前にTwitterアカウントを開設したが、すでにフォロワー数はおよそ2万8700人にのぼっている。細川氏のTwitterアカウントでは、ホームページ上から細川氏に応援ツイートを送ると、細川氏のイラストと共に「がんばります!」などのメッセージが添えられた「細川スタンプ」で返信するという試みがなされている。政策について意見を投稿すると「思案中…」などというスタンプが返信されることもある。
■家入一真氏氏
街頭演説も行わず、街宣車にも乗らず、ネットだけで選挙戦を戦っているのが家入一真氏。家入氏は1月23日の告示日、各候補者がマイクを手に街頭で演説しているのをよそに、「ツイキャス」というライブ配信サービスを利用し、iPhoneに向かい第一声を発した。
「ぼくは政治家ではないので、第一声というのは何を喋っていいのかわからない。みんなから僕が何を喋ったらいいのかコメントで募っています」
家入氏は有権者とやりとりにTwitterを活用。ツイートにカテゴリをつける「ハッシュタグ」という機能を使って政策を募集。それをカテゴリーごとにホームページでリアルタイム掲載している。
■主な候補者のTwitterフォロワー数推移(増加数が多い順)
告示日翌日の1月24日から、2月1日まで下記の6人の候補は、いずれもフォロワー数を増やしている。8日間で最もフォロワー数の増加が見られたのが家入一真氏だ。フォロワー数は必ずしも東京都民だけとは限らないため、支持者の数を示す明確な指標とはなり得ないが、意見を投稿すれば返ってくるなど、少なからず一般ユーザーと交流がある、または発信内容に独自性がある候補者はTwitterのフォロワー数が上昇する傾向にあるようだ。
家入一真氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約7万9500人 2月1日15:30:約8万7600人
約8100人増
細川護煕氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約2万1100人 2月1日15:30:約2万8700人
約7600人増
田母神俊雄氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:19万6300人 2月1日15:30:約20万1500人
約5200人増
宇都宮健児氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:4万4500人 2月1日15:30:約4万7900人
約3400人増
舛添要一氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約14万5100人 2月1日15:30:約14万6700人
約1600人増
ドクター中松氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約4700人 2月1日15:30:約5100人
約400人増
2013年の参院選の際には各政党がオリジナルのスマートフォンアプリを制作するなどしていたが、全員が無所属で立候補している今回の都知事選では、ネット選挙はTwitterやfacebookなどのソーシャルメディアが主戦場となっている印象だ。Twitterでの戦いぶりを届け出順に紹介しよう。
■宇都宮健児氏
前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏のTwitterのフォロワー数は、およそ4万7900人。前回の都知事選の少し前の、2012年10月にツイッターを開始。2012年11月には450回ほどツイートを行ったが、選挙後は1ヶ月10〜20前後のツイートに減った。2013年12月に再び都知事選出馬を表明してから、ツイート数も増加。「ツイキャス」を使い、街宣車で移動中の様子などを伝えているほか、政策などをTwitter上で訴えている。一般ユーザーからの応援メッセージには、自身で返信をしているようだ。
移動中にみなさんからのリプライをチェックしています。なかなか返信できなくてごめんなさい。 pic.twitter.com/sjqOC2acM6
— 宇都宮けんじ (@utsunomiyakenji) 2014, 1月 28
■ドクター・中松氏
発明家のドクター・中松氏は、2010年4月からTwitterを開始。現在のフォロワー数は約5000人。ドクター・中松氏は、これまでの選挙戦でもTwitterを利用していたが、今回の都知事選ではよりツイートの頻度を増やしており、活動の報告だけでなく政策面でのツイートが目立つようになった。特にエネルギーに関してのツイートが多い。
ドクター•ハウスの黒い壁は、21世紀のテクノロジー。宇宙エネルギのアンテナで、冷暖房や電気に変換。 pic.twitter.com/bvIvEi3VHL
— Dr. NakaMats ドクター・中松 (@Dr_NakaMats) January 27, 2014
■田母神俊雄氏
元航空幕僚長の田母神俊雄氏のTwitterフォロワー数はおよそ20万1500人にのぼり、候補者中最多を誇る。動向を伝えるツイートは他の候補と同様だが、特徴的なのは【たもがみ通信女子目線】という女子スタッフが行うツイートだ。女性有権者をターゲットにしているものと見られる。
【たもがみ通信女子目線】女子スタッフです!「きゃあ✧*。田母神さん!握手し下さい!」という女性には、 #田母神としおはぴょんぴょん跳ねて応えてくれます♪お茶目な一面です。写真のコートのよれ具合をご覧ください、跳ねてます(♡´艸`) http://t.co/8Hv6MnRSIU
— 田母神俊雄 (@toshio_tamogami) 2014, 1月 29
■舛添要一氏
元厚生労働相の舛添要一氏、Twitterフォロワー数は、およそ14万6700人だ。Twitterでは本人の動向を事細かく写真付きで紹介し、街頭演説や会見の様子などをyoutubeに掲載している。Facebookページも更新しているが、コメント欄が排除されており、Twitterでも一般ユーザーからの投稿に対する返信はなされていないようだ。
ますぞえ要一です。秋川に到着しました。300人もの方が集まって私の話を聞いていただきました。交通網の格差の是正、皆さんのご意見を都議の方々と密な連携、そしてオリンピックのキャンプ誘致について話をさせていただきました。必ずやります! pic.twitter.com/kHtTAkOKkd
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2014, 2月 1
■細川護煕氏
元首相の細川護煕氏は、告示日直前にTwitterアカウントを開設したが、すでにフォロワー数はおよそ2万8700人にのぼっている。細川氏のTwitterアカウントでは、ホームページ上から細川氏に応援ツイートを送ると、細川氏のイラストと共に「がんばります!」などのメッセージが添えられた「細川スタンプ」で返信するという試みがなされている。政策について意見を投稿すると「思案中…」などというスタンプが返信されることもある。
@yume3331 #細川護熙 pic.twitter.com/2MnFYlDRvY
— 細川護熙 (@morihirotokyo) 2014, 2月 1
■家入一真氏氏
街頭演説も行わず、街宣車にも乗らず、ネットだけで選挙戦を戦っているのが家入一真氏。家入氏は1月23日の告示日、各候補者がマイクを手に街頭で演説しているのをよそに、「ツイキャス」というライブ配信サービスを利用し、iPhoneに向かい第一声を発した。
「ぼくは政治家ではないので、第一声というのは何を喋っていいのかわからない。みんなから僕が何を喋ったらいいのかコメントで募っています」
家入氏は有権者とやりとりにTwitterを活用。ツイートにカテゴリをつける「ハッシュタグ」という機能を使って政策を募集。それをカテゴリーごとにホームページでリアルタイム掲載している。
ファボり漏れやリツイート漏れがあると思いますが、リプライやハッシュタグ #ぼくらの政策 がついたツイートはすべて目を通してるよーヽ(;▽;)ノ 引き続きみなさんからの政策・意見お待ちしています。こんな楽しい選挙や政治を、政治家だけのものにするのはもったいない!祭りじゃ
— 家入一真 電凸→08044431800 (@hbkr) January 23, 2014
■主な候補者のTwitterフォロワー数推移(増加数が多い順)
告示日翌日の1月24日から、2月1日まで下記の6人の候補は、いずれもフォロワー数を増やしている。8日間で最もフォロワー数の増加が見られたのが家入一真氏だ。フォロワー数は必ずしも東京都民だけとは限らないため、支持者の数を示す明確な指標とはなり得ないが、意見を投稿すれば返ってくるなど、少なからず一般ユーザーと交流がある、または発信内容に独自性がある候補者はTwitterのフォロワー数が上昇する傾向にあるようだ。
家入一真氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約7万9500人 2月1日15:30:約8万7600人
約8100人増
細川護煕氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約2万1100人 2月1日15:30:約2万8700人
約7600人増
田母神俊雄氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:19万6300人 2月1日15:30:約20万1500人
約5200人増
宇都宮健児氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:4万4500人 2月1日15:30:約4万7900人
約3400人増
舛添要一氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約14万5100人 2月1日15:30:約14万6700人
約1600人増
ドクター中松氏 Twitter Facebook ホームページ
1月24日正午:約4700人 2月1日15:30:約5100人
約400人増