ウクライナ、野党が十数万人抗議集会 EUとの連携求め
旧ソ連ウクライナの野党勢力は1日、欧州連合(EU)との経済連携を強化する協定締結を政府が断念したことに抗議する集会を首都キエフで開いた。参加者は十数万人とされ、一部が市の行政庁舎に侵入。大統領府への突入も試みたため、警察部隊と衝突し、参加者約110人がけがをした。
地元メディアによると、ヤヌコビッチ大統領は同日、国家安全保障国防会議書記や内務相らと対応を協議。事態が悪化するなら、外出禁止令などを伴った非常事態宣言を2日に発令することを検討した。非常事態宣言下でデモ隊の強制排除に乗り出せば、多数の負傷者が出る恐れもある。
ヤヌコビッチ氏は、将来的なEU加盟の第一歩となる「連合協定」をEUと結ぶことを目指していたが、EUはその条件として政敵チモシェンコ前首相の釈放を要求。一方、EUとの接近を嫌うロシアは今夏、ウクライナ製品の輸入を禁じるなど、圧力をかけた。
旧ソ連ウクライナの野党勢力は1日、欧州連合(EU)との経済連携を強化する協定締結を政府が断念したことに抗議する集会を首都キエフで開いた。参加者は十数万人とされ、一部が市の行政庁舎に侵入。大統領府への突入も試みたため、警察部隊と衝突し、参加者約110人がけがをした。
地元メディアによると、ヤヌコビッチ大統領は同日、国家安全保障国防会議書記や内務相らと対応を協議。事態が悪化するなら、外出禁止令などを伴った非常事態宣言を2日に発令することを検討した。非常事態宣言下でデモ隊の強制排除に乗り出せば、多数の負傷者が出る恐れもある。
ヤヌコビッチ氏は、将来的なEU加盟の第一歩となる「連合協定」をEUと結ぶことを目指していたが、EUはその条件として政敵チモシェンコ前首相の釈放を要求。一方、EUとの接近を嫌うロシアは今夏、ウクライナ製品の輸入を禁じるなど、圧力をかけた。
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