11月3日、男子テニスの最新世界ランキングが発表され、錦織圭(日清食品)が7位から5位に上がり、アジア勢男子初の世界トップ5入りを果たした。
錦織は10月31日、パリで行われたマスターズ・パリ大会準々決勝で世界ランキング6位のダビド・フェレール(スペイン)を破り準決勝に進出。準決勝で世界1位のジョコビッチ(セルビア)に破れたが、虫垂炎手術のため最終戦欠場を表明したラファエル・ナダル(スペイン)を除く5位以内が確定し、年間成績の上位8人が戦うワールドツアー・ファイナル(最終戦)の出場権を獲得した。シングルスではアジア選手初の快挙となる。
ワールドツアーの出場選手は、世界トップの強豪ぞろいだが、錦織は「勝てない選手はいない」と自信を見せる。対戦相手に勝ち越している対戦成績を裏付けに「自分のプレーをすればチャンスはある」と抱負を語った。
今週1週間は休養に充てられる。11日9日から、錦織が2014年最後の大舞台に挑む。
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ワールドツアーの出場選手は、世界トップの強豪ぞろいだが、錦織は「勝てない選手はいない」と自信を見せる。対戦相手に勝ち越している対戦成績を裏付けに「自分のプレーをすればチャンスはある」と抱負を語った。
根拠のない自信ではない。裏付けがある。出場する7人に対し、対戦成績は17勝14敗。勝ち越していることだ。勝ち星がないのはマリーだけで、ジョコビッチ、フェデラーの上位2人には五分。ベルディハ、ラオニッチ、チリッチらには圧倒的に勝ち越している。以前、トップ10入りを前にして「数字だけで、対等に戦えなかったら意味がない」と口にした。つまり最低でも五分の勝敗を残す実力が、錦織の中ではトップ10を意味した。しかし、自己最高の5位まで上昇した今年、対戦成績は勝ち越している。
(錦織ランク5位「勝てない選手いない」日刊スポーツより 2014/11/03 10:03)
今週1週間は休養に充てられる。11日9日から、錦織が2014年最後の大舞台に挑む。
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