パキスタンの国境近くで自爆テロ、50人死亡　式典後にレストランで爆発

自爆テロか、５０人死亡　パキスタンの国境近く

パキスタン東部ラホール郊外のインド国境にある検問所近くで２日、大規模な爆発があり、地元テレビなどによると、民間人や治安部隊の隊員ら少なくとも５０人が死亡、７０人以上が負傷した。治安当局者は自爆テロだったと発表した。

現場では国境線を挟んで毎夕、パキスタンとインドの両国の治安部隊による国旗降納式が行われており、観光名所になっている。式典が終わり、数千人の見物客らが帰り始めたところ、検問所近くのレストランの前で爆発が起きたという。

地元テレビは、反政府武装勢力パキスタン・タリバーン運動（ＴＴＰ）の分派組織が、アフガニスタンとの国境地帯でパキスタン軍が続ける掃討作戦への報復として犯行に及んだとする声明を出した、と報じている。（イスラマバード＝武石英史郎）