皇后さま80歳「争いや苦しみの芽、摘み続ける努力を」
皇后美智子さまは20日、傘寿(さんじゅ)となる80歳の誕生日を迎え、これに先立ち宮内記者会の質問に文書で回答した。来年、戦後70年となることについて「大勢の人たちの戦中戦後に思いを致す年になろうと思います」と述べ、「私たち皆が、絶えず平和を志向し、国内外を問わず、争いや苦しみの芽となるものを摘み続ける努力を積み重ねていくことが大切」とつづった。
皇室に入ってからの日々を振り返り、天皇陛下に対して「時に厳しく、しかしどのような時にも寛容に導いて下さり、私が今日まで来られたのは、このお蔭(かげ)であったと思います」と感謝を表した。
55年前の結婚式の朝、母の故正田富美子さんが無言で抱きしめ、父の故英三郎さんが「陛下と殿下の御心に添って生きるように」と諭してくれたことに触れ、「私にとり常に励ましであり指針でした。これからもそうあり続けることと思います」と心境を明かした。
皇后美智子さまは20日、傘寿(さんじゅ)となる80歳の誕生日を迎え、これに先立ち宮内記者会の質問に文書で回答した。来年、戦後70年となることについて「大勢の人たちの戦中戦後に思いを致す年になろうと思います」と述べ、「私たち皆が、絶えず平和を志向し、国内外を問わず、争いや苦しみの芽となるものを摘み続ける努力を積み重ねていくことが大切」とつづった。
皇室に入ってからの日々を振り返り、天皇陛下に対して「時に厳しく、しかしどのような時にも寛容に導いて下さり、私が今日まで来られたのは、このお蔭(かげ)であったと思います」と感謝を表した。
55年前の結婚式の朝、母の故正田富美子さんが無言で抱きしめ、父の故英三郎さんが「陛下と殿下の御心に添って生きるように」と諭してくれたことに触れ、「私にとり常に励ましであり指針でした。これからもそうあり続けることと思います」と心境を明かした。