香港占拠、長期戦 にらみ合い3週間、強硬策で硬直
香港の行政長官選挙の改革をめぐり、中国側が示した案に反発している民主派が香港中心部で占拠を始めて18日で3週間。警察は「市民の不満」を理由にデモ隊の排除を進めてきたが、対話方針を示した直後の17日早朝の排除に民主派が猛反発。再び占拠の場所を拡大させる事態になった。対話は21日に決まったものの、緊張は解けない。
「旺角(モンコック)争奪で、大混戦」
18日の地元紙には、こんな見出しが躍った。
香港警察は13日から5日連続で、早朝を中心に市内3カ所で続く占拠場所のバリケードを撤去。長期戦で民主派にも疲れが見え始めており、占拠の範囲は縮小しつつあった。路面電車も運休区間の一部が復旧。警察によると、12日には全体で約2・7キロに及んでいた占拠の区間は、16日に約2キロまで減った。
強硬策の背景には、占拠が長期化し、市民の間で不満が高まっていることがある。特に旧市街にある旺角は、官庁街の金鐘(アドミラルティ)と違って中小の店や食堂が多く、最近は占拠に反発する人たちとの小競り合いが頻発していた。
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