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AED、女性に使ったら痴漢で事情聴取 正しい使い方は?消防庁に確認してみた

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女性にAED(自動体外式除細動器)を使う際にハサミで服を切ったら、痴漢として警察に通報されたというツイートが話題になっている。

たまたま交通事故の現場に居合わせた際にAEDを使ったが、そのときにハサミを使って服を切ったら、側にいる人に警察に通報されたという。その後、警察が実情を把握すると痴漢としての聴取はなくなったということだが、実際にAEDを使うような状況になったら、どのように対処すべきなのだろうか。

AEDは電極のついたパッドを裸の胸の上に貼ることで自動的に心臓の状態を判断し、もし心臓が細かくふるえて血液を全身に送ることができないようであれば(心室細動)、電気ショックを与えて心臓を正常に戻す機能を持つ小型の医療器具だ。

消防庁にハフポスト日本版が問い合わせたところ、AEDを使う際には「パッドと肌を密着させる」ことが正しく、衣服の上からパッドを貼ってしまうと、衣服が燃えてしまう可能性もあるという。

消防庁が一般向けに用意している応急処置マニュアルでは、「電極パッドは、肌との間にすき間を作らないよう、しっかりと貼り付けます。アクセサリーなどの上から貼らないように注意します」と案内している。また、胸が濡れている場合には、タオル等で水分をふき取ったあとに、電極パッドを貼る必要もあるという。

しかし、衣服を脱がせているから密着しているということにはならない場合もある。石川県の津幡町では、パッド装着時に隙間がある悪い例を写真で紹介している。

aedの使い方 悪い例

横浜市では、パッドを貼るときには、公衆の面前であっても胸をはだけることも救命のためにはやむをえないとしながらも、「できるだけ人目にさらさないような配慮が望まれます」としている。AED販売企業の中には、オプションとして目隠しとなるような「仕切役」を販売するところもあるが、日本赤十字社では広げて隠せるように、AEDを設置する際には毛布やタオルも常備しておいてほしいと呼びかけている

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