ナトリウム漏れ監視カメラ、3分の1が故障 もんじゅ
日本原子力研究開発機構は12日、停止中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)で、ナトリウムの漏れを監視するカメラ180台のうち約3分の1が故障していることを明らかにした。安全上の問題はないとしているが、保安規定に違反する可能性もある。
もんじゅでは1995年に配管からナトリウムが漏れる事故があり、2005年からの改造工事で、原子炉補助建物内の2次冷却系の配管がある部屋などに監視カメラを設置し、運転管理をする中央制御室から確認できるようにしていた。原子力機構によると、昨年2月の点検で一部のカメラの故障が見つかったが、すでにメーカーが製造していないため修理していなかった。今年9月の原子力規制委員会の保安検査で、180台のうち54台が故障していると伝えた。
原子力機構は「漏洩(ろうえい)を検知する装置もあり、カメラは補助的なもの。故障した場所には別のカメラもあり、安全上の問題はない」としている。
日本原子力研究開発機構は12日、停止中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)で、ナトリウムの漏れを監視するカメラ180台のうち約3分の1が故障していることを明らかにした。安全上の問題はないとしているが、保安規定に違反する可能性もある。
もんじゅでは1995年に配管からナトリウムが漏れる事故があり、2005年からの改造工事で、原子炉補助建物内の2次冷却系の配管がある部屋などに監視カメラを設置し、運転管理をする中央制御室から確認できるようにしていた。原子力機構によると、昨年2月の点検で一部のカメラの故障が見つかったが、すでにメーカーが製造していないため修理していなかった。今年9月の原子力規制委員会の保安検査で、180台のうち54台が故障していると伝えた。
原子力機構は「漏洩(ろうえい)を検知する装置もあり、カメラは補助的なもの。故障した場所には別のカメラもあり、安全上の問題はない」としている。