台風18号、福島第一原発作業員が心配するのは原発だけではなかった

台風18号の接近に伴い、東京電力は福島第一原子力発電所で予定していた屋外作業を朝から全て中止した。現場ではケーブルやホースなどの資機材を固定したり、重機の転倒防止などの対策を行った。

現地で収束作業にあたる原発作業員のハッピーさんは、6日午前11時30分頃、台風の状況について「体を支えるのがやっとで作業は無理」とツイートした。

休憩所にあがって来たけど、1Fは雨も風もかなり強くなってきたでし(>_<)今から直撃だと思うと…。時々、突風がきたけど、身体を支えるのがやっとで作業は無理でし(>_<)でも、パトロールの作業員は、この暴風雨の中でもきっとパトロールするだろうから、とにかく安全第一でお願いします。

— ハッピー (@Happy11311) 2014, 10月 6

福島第一原発では、汚染水をためるタンクの雨水漏れ対策として、タンク周りの堰を二重化するなどの対策を行っている。6日午前10時59分頃、1号機付近で漏えい検知器が作動したが、東電はWEBカメラで現場を確認。建屋に流れ込んだ雨水が、漏えい検知器を動作させていることを確認したと発表した。

福島第一原発4号機 ライブカメラより


気象庁はこの日午前11時19分、福島第一原発のある浜通り地方に大雨（土砂災害、浸水害）、洪水、暴風、波浪、高潮警報を発令。6日夕方までは1時間の最大雨量が70ミリになる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

なお、現地へ通う作業員からは、避難によって空き家状態となっている地元の状況を懸念する声もあがっている。

旧警戒区域、屋根の養生も経年劣化してるし。。。
1Fの事ばかり気にする人も多いけど、地震と経年で耐久性の落ちた「自宅」を持つ避難されてる方々の事も忘れないで欲しいです(´･ω･｀)
1Fは即応含めて準備を整えています。
でも、無人の自宅を守る人はいません。

— 最南端＠義勇兵 (@sainantan) 2014, 10月 5

毎日通勤している道の傍らに立つ家、昨年から風なのか余震なのか少しずつ窓が開いてるんだよね。
今では窓が全開状態に…
風が吹き込んで屋根が飛ばされなきゃいいんだけど…

— 最南端＠義勇兵 (@sainantan) 2014, 10月 5

台風が通過した後には、福島第一原発には水たまりができているという。

台風は通り過ぎて浜通りは晴れてきたけど、現場はかなり水溜まりがあるみたいでし(>_<)

— ハッピー (@Happy11311) 2014, 10月 6

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