Quantcast
Channel: HuffPost Japan - Athena2 - All Posts
Viewing all articles
Browse latest Browse all 61718

御嶽山噴火、4人死亡 27人心肺停止【UPDATE】

$
0
0
長野県と岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん 標高3067メートル)が9月27日午前11時53分ごろ噴火した。気象庁によると、噴煙が3キロメートル以上にわたって南側斜面を流れ下った。御嶽山では、2007年3月下旬のごく小規模な噴火以来となる。28日午後、救助に入った警察や消防などが、山頂付近で心肺停止になっている31人の登山者らを確認した

気象庁は27日午後12時36分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「1」(平常)から「3」(入山規制)に引き上げた。また、山頂の火口から4キロ程度の範囲では噴石などに警戒が必要だとして、長野県の王滝村や木曽町、岐阜県の高山市と下呂市では火口周辺の入山規制を行った

NHKによると、35年前の1979年には、剣ヶ峰の南斜面で中規模の噴火が発生して山麓の農作物に火山灰による被害が出たほか、7年前の2007年にもごく小規模な噴火が発生している。



朝日新聞デジタルによると、気象庁の北川貞之火山課長が27日午後記者会見し、南側斜面を下った噴煙について、「高温だと火砕流というが、火砕流はいろいろな定義があるので、今回のものも火砕流と言ってもいいかも知れない」と話した。また、噴火を事前に予知することの難しさについて述べた。

今月11日に1日80回を超える地震が観測され、地震活動が活発になっていた。ただ、山の表面が膨らむといった地下からマグマが上昇してくるようなデータは確認されておらず、北川課長は「地震の回数だけで、噴火の前兆と判断するのは難しい」と、噴火の予知は困難だったとの認識を示した。

朝日新聞デジタル「御嶽山噴火「予知は困難だった」 気象庁、前兆つかめず」より 2014/09/27 18時9分


産経MSNニュースによると、安倍晋三首相は27日夕、被災者救助や登山者の安全確保のため自衛隊の現地派遣を指示した。

陸上自衛隊松本駐屯地は長野県知事の災害派遣要請を受け、27日午後6時までに救助用車両25台と隊員112人を現地に派遣したが、山頂一帯には硫化水素が噴出していて、2次災害の可能性があるため、捜索、救助に向かえる状態ではなかったという

警察や消防、自衛隊は、28日朝から合わせて550人の態勢で救助活動を再開した。岐阜県側の山小屋で一晩を過ごした登山者などは、28日朝から下山を始め、救助に向かった警察官などと登山道の途中で合流して一緒に登山口を目指している。

総務省消防庁は28日、同日午前7時現在、長野・岐阜両県で確認された重体・重傷の登山者が12人、比較的軽いけが人が22人おり、行方不明者が32人いることを明らかにした

NHKによると、警察や自衛隊などは28日午後、山頂付近で救助活動を進めた結果、これまでに心肺停止になっている31人の登山者らを確認した


Viewing all articles
Browse latest Browse all 61718

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>