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デング熱、ロキソニンは逆効果

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9月16日、デング熱の国内感染者が国内で120人を超えた。感染者が増える中、ロキソニンなどの解熱剤を使うことでかえって症状が重くなる現象が起こっているという。

このうち首都圏に住む10代の女性は入院中、風邪などの際に解熱剤として処方される薬を服用しましたが、3日ほどたって激しく汗が出るなど体調の異変に気付きました。
血液検査をしたところ、血液中の血小板の値が大幅に低下していたことが分かりました。
デング熱に感染すると高熱や関節の痛みなどの症状が出るほか、出血を止める働きがある血小板が減少することがありますが、解熱剤を服用したあとの検査では、血小板の数が健康な人に比べておよそ10分の1にまで減っていたといたということです。


(NHKニュース「デング熱の解熱剤使用に注意を」より 2014/09/16)


デング熱の対処に解熱剤は有効とされているが、アスピリンやロキソニンなどは血小板を減らす傾向があり、アセトアミノフェンを含むものが良いという。

通常のデング熱の場合には、輸液や鎮痛解熱剤の投与にとどまることがほとんどである。ただし、鎮痛解熱剤としてサルチル酸系のものは出血傾向やアシドーシスを助長することから禁忌であり、アセトアミノフェンがすすめられる。


(国立感染症研究所感染症情報センター「感染症情報センター  デング熱」より)


アセトアミノフェンが含まれる市販薬は「ノーシン」「ハッキリエース」「バファリンルナ」「タイレノール」など。デング熱が疑われる場合は、まず薬の成分を確認したほうが良さそうだ。

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