義足ランナーの殺人罪見送り ピストリウス被告への判決
恋人を射殺したとして殺人罪などに問われた、両足義足のランナー、オスカー・ピストリウス被告(27)の判決公判が12日、南アフリカの首都プレトリアの高等裁判所であった。トコジール・マシパ判事は「被害者を意図的に殺害する必要性は認められない」と殺人罪の適用は見送り、過失致死罪を適用して有罪判決を言い渡した。量刑は10月中旬にも言い渡される見通し。
ピストリウス被告は、両足義足のランナーとして史上初めて五輪出場を果たした同国の英雄。
判決によると、ピストリウス被告は昨年2月14日未明、プレトリア近郊の自宅で、トイレにいた恋人でモデルのリーバ・スティーンカンプさん(当時29)の頭などを銃で撃って死亡させた。