日本ハム大谷が2桁勝利・本塁打 ベーブ・ルース以来
プロ野球日本ハムの大谷翔平(20)が、7日のオリックス20回戦(京セラドーム大阪)で10号本塁打を放ち、プロ野球史上初めてシーズンの2桁勝利と2桁本塁打を記録した。これまでの2桁勝利投手の最多本塁打は、1950年に藤本英雄(巨人)が記録した26勝、7本塁打。大リーグでは「野球の神様」と言われたベーブ・ルース(当時レッドソックス)が1918年に13勝を挙げ、11本塁打を記録した例がある。
大谷は「個人的には(記録を)あまり気にしてなかった。これからも、登板したときの1球や打者での1打席で自分のやりたいことができるように頑張っていきたい」と冷静に語った。
大谷は投手と打者を兼務する「二刀流」の選手として2年目。122試合を消化した今季は77試合に出場。21試合に登板し、8月26日に10勝に到達した(4敗)。その他は、守備につかない指名打者や代打での起用が主で、負担が減ったことも好調を支えている。
7月のオールスターでは球場表示でプロ野球最速タイの162キロを記録した。急速な進化を遂げる20歳は、クライマックスシリーズ(CS)進出を目指すチームを引っ張っている。