吉高由里子「愛おしい毎日でした」 『花子とアン』撮了で泣き笑い
NHK連続テレビ小説『花子とアン』(月~土曜 前8:00 総合ほか)が26日、神奈川・緑山スタジオでクランクアップを迎えた。
女優の吉高由里子は、ヒロイン・はなを演じきり「愛おしい毎日でした。素晴らしい現場に携われて、幸せな毎日だったんだなと思います」と感慨。さらに、夫役の鈴木亮平、妹役の黒木華、土屋太鳳ら共演者から感謝の言葉をかけらると、「みんな素敵でしょ。みんながクランクアップしていくのが寂しかった」と涙を流し、「みんな『この現場が好き』って言っているけれど、私が一番好きなので」と“泣き笑い”で喜んだ。
また、共演者やスタッフから花束を贈られ「何だかよくわからない感情です。ベルトコンベアに乗せられた荷物のように、ドラマの終わりへと次の現場に送り出される荷物のような気分」と笑わせ、「皆さんが大好きだった。今は胸がいっぱいで言葉が出ないや。すごくすごく好きな現場」と噛み締め、「体力的にも2度とできない朝ドラヒロインが『花子とアン』でよかった。現場で出会った人、みんなが体のシミになればいいなと」と独特の表現で感謝した。
この日は9月24日放送の第153回、1946年4月に花子の提案でラジオに出演し平和を訴えた蓮子(仲間由紀恵)が花子に言葉を掛け去っていき、その姿を見送るというシーンを撮影。
花子の腹心の友・蓮子を好演した仲間由紀恵は「本当によく頑張ったね。大変だと思います」と吉高をねぎらい、「彼女はいつも前を向いて挑んでおりました。その姿を見ていたので、現場が好きだったと聞いてホッとしました」と笑顔を向けた。
同作は、初回視聴率が21.8%、8月25日までの期間平均は22.6%、最高は7月5日に記録した25.9%と高視聴率を上げている(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。9月27日まで全156回の放送。