Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 62489

吉田調書、9月にも公開 菅官房長官「このまま非公開、かえって本人の意思に反する」


吉田調書、9月にも公開 政府「聴取者の中で最も早く」

政府は、福島第一原発事故を調査した政府事故調査・検証委員会が吉田昌郎元所長(故人)を聴取した記録(吉田調書)について、9月にも公開する方針を固めた。菅義偉官房長官は25日の記者会見で、「他のヒアリング対象者の最初の記録開示と合わせて、9月のできるだけ早いタイミングで公表したい」と述べた。

吉田調書については、朝日新聞が独自に入手した内容を5月20日付朝刊などで詳報したが、政府は当初、「本人から『事実誤認も含めて内容が独り歩きする危惧がある』と非開示を求める上申書が出ていた」として公開しない方針だった。

しかし、産経新聞も今月18日から吉田調書についての報道を開始。政府は複数の報道機関が内容を報じたことで非公開とする必要がなくなったと判断し、方針を転換した。

菅氏は会見で「吉田氏以外の記録は本人の同意を得たもので準備が整ったものから順次公開する。他の記録との照らし合わせも今後は可能となる。吉田氏の記録の一部を断片的に取り上げた記事が複数の新聞に掲載され、独り歩きとの本人の懸念が顕在化しており、このまま非公開とするとかえって本人の意思に反することになる」と述べた。

聴取対象者の調書は、本人が同意したものについては、第三者の権利を侵害したり国の安全に関係したりする部分を除いて、年内に公開する方針だ。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
asahi shimbun logo


(朝日新聞社提供) 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 62489

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>