コピーライターの糸井重里さんが福島で桃を購入したとするTwitter投稿に、「食べないほうがいい」などの批判コメントが多数寄せられ、糸井さんは8月22日、「馬鹿にされたような思いになる」と反論ツイートを投稿した。
発端は、8月19日に福島を訪れた糸井さんが、現地で桃を買った写真を投稿したことから始まった。
この投稿に対して「食べないほうがいい」、「何ベクレル?」、「自分で食べる分を買うだけなら勝手だけれど、有名人が福島産の宣伝をしてはいけないと思う。影響力が大きすぎる」などの批判的なコメントが、100件以上寄せられた。
これらの投稿に対し糸井さんは、地元の農作物が放射線量の測定などを行ってきた活動を紹介しながら、次のように反論した。
糸井さんは、現地に住んでいない人たちが「福島のものを食べないで」と訴えていることを批判。
さらに、福島を含めた東北の人たちが、今、何を望んでいるのかを、全国の人が知ることができるような仕組みが必要だと訴えた。
糸井さんは、福島に住む人だけでなく、これまで色々な災害に見舞われた地域の人々の声をピックアップ。リツイートして紹介した。
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発端は、8月19日に福島を訪れた糸井さんが、現地で桃を買った写真を投稿したことから始まった。
福島に行ったら、こんなふうに桃を買えるんだよ〜ん。 pic.twitter.com/zREYVdFIlP
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 8月 19
この投稿に対して「食べないほうがいい」、「何ベクレル?」、「自分で食べる分を買うだけなら勝手だけれど、有名人が福島産の宣伝をしてはいけないと思う。影響力が大きすぎる」などの批判的なコメントが、100件以上寄せられた。
これらの投稿に対し糸井さんは、地元の農作物が放射線量の測定などを行ってきた活動を紹介しながら、次のように反論した。
福島の桃を買ったとか、それがおいしかったと書くと、一部の人たちから三年も前と同じような「反論?」が飛んでくる。あらゆる不安に丁寧に答えようと地道に調査して計測してきた人たち、安心でおいしい農作物を自信をもって届けられるようになった人たちのことを、馬鹿にされたような思いになる。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 8月 22
糸井さんは、現地に住んでいない人たちが「福島のものを食べないで」と訴えていることを批判。
こんな失礼なスローガンがあるらしい「福島のことを忘れないで。福島に来ないで。福島のものを食べないで」、福島から遠く離れた場所から、こんなことを言ってくる人たちは、さすがにもういないはずだと思っていた。相手にするつもりはないが、彼ら自身も含めてみんなを不幸にしているだけだろう。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 8月 22
さらに、福島を含めた東北の人たちが、今、何を望んでいるのかを、全国の人が知ることができるような仕組みが必要だと訴えた。
2014年の夏のいま、東北の被災地では「なにがしたいのか」「なにを手伝ってほしいのか」の提案が、もっと伝えられてきたらいいなと思います。そしたら、全国にいる人たちが、じぶんの「できることをしよう」と考えて動けるようになる。(続く)
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 8月 21
いま、みんなが東北の被害のことを忘れてるんじゃなくて、なにをすればいいかわからないでいるのだと思えるのです。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 8月 21
糸井さんは、福島に住む人だけでなく、これまで色々な災害に見舞われた地域の人々の声をピックアップ。リツイートして紹介した。
@itoi_shigesato 宮崎県の口蹄疫終息宣言から来週でまる4年です。あの時のことを思うと、まず宮崎県に遊びに来てほしかったです。ボクもいまだ東北に遊びに行けてません。RT : いま、みんなが東北の被害のことを忘れてるんじゃなくて、なにをすればいいかわからないでいるのだ
— 大倉野のりゆき (@nori885) 2014, 8月 21
@itoi_shigesato 福島に居て、福島で生活して、福島の物を食べている私たちは人生終わってるって言われてるみたいでかなしいです。子どもが差別されるのが一番悲しい。
— あき (@isomeakiko) 2014, 8月 22
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