シリア反体制派「拘束の日本人は生存」 根拠は示さず
シリア北部で千葉市の湯川遥菜(はるな)さん(42)とみられる日本人男性がイスラム過激派組織に拘束された事件で、シリア反体制派の中心組織「自由シリア軍(FSA)」の現地司令官が、男性が生存している可能性を人道支援NGOに伝えていた。このNGO幹部が19日、朝日新聞の取材に明らかにした。
シリア北部アレッポにいる現地司令官が18日夜、NGO幹部に「拘束された日本人男性は生きている」と電子メールで伝えてきた。ただ、その根拠は示されていない。
メールによれば、男性はFSAと共闘する反体制組織「イスラム戦線」のメンバーと行動中、アレッポ北部の村で、過激派組織「イスラム国」に身柄を拘束されたという。
さらに現地司令官は、「通常は『イスラム国』とも交渉できる場合もある」とメールに記した。男性の解放に向けた交渉を始める意向を示したとみられる。ただ、男性が拘束された現場付近は激しい戦闘が続いており、「交渉を即時に成立させるのは厳しい状況だ」とも伝えている。
アレッポ近郊ではここ数カ月間、「イスラム国」とFSAが激しい戦闘を繰り広げている。(キリス〈トルコ南部〉=金井和之)
日本外務省は「生存情報を含めいろいろな情報が飛び交っているが、(安否の)確認は取れていない」としている。
シリア北部で千葉市の湯川遥菜(はるな)さん(42)とみられる日本人男性がイスラム過激派組織に拘束された事件で、シリア反体制派の中心組織「自由シリア軍(FSA)」の現地司令官が、男性が生存している可能性を人道支援NGOに伝えていた。このNGO幹部が19日、朝日新聞の取材に明らかにした。
シリア北部アレッポにいる現地司令官が18日夜、NGO幹部に「拘束された日本人男性は生きている」と電子メールで伝えてきた。ただ、その根拠は示されていない。
メールによれば、男性はFSAと共闘する反体制組織「イスラム戦線」のメンバーと行動中、アレッポ北部の村で、過激派組織「イスラム国」に身柄を拘束されたという。
さらに現地司令官は、「通常は『イスラム国』とも交渉できる場合もある」とメールに記した。男性の解放に向けた交渉を始める意向を示したとみられる。ただ、男性が拘束された現場付近は激しい戦闘が続いており、「交渉を即時に成立させるのは厳しい状況だ」とも伝えている。
アレッポ近郊ではここ数カ月間、「イスラム国」とFSAが激しい戦闘を繰り広げている。(キリス〈トルコ南部〉=金井和之)
日本外務省は「生存情報を含めいろいろな情報が飛び交っているが、(安否の)確認は取れていない」としている。