長崎市に原爆が投下されて69年目の8月9日、同市で開かれた平和祈念式典で、安倍晋三首相が読み上げたあいさつ文の一部が2013年の内容とほぼ同じだった。6日の広島市での平和記念式典のあいさつ文が「昨年の挨拶と同じでは」と指摘されたばかりだった。
2014年と2013年の安倍首相の読み上げたテキストを文書比較ツールで比較してみると、冒頭と結びの挨拶の部分は年数を変えた以外はほとんど同じであることがわかる。
左が2014年、右が2013年のあいさつ文。異なる箇所が水色で表示される
長崎の被爆者団体からも批判の声が出ているという。長崎原爆遺族会会長が式典後に首相と懇談した際のやり取りを朝日新聞デジタルが次のように伝えている。
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2014年と2013年の安倍首相の読み上げたテキストを文書比較ツールで比較してみると、冒頭と結びの挨拶の部分は年数を変えた以外はほとんど同じであることがわかる。
左が2014年、右が2013年のあいさつ文。異なる箇所が水色で表示される
長崎の被爆者団体からも批判の声が出ているという。長崎原爆遺族会会長が式典後に首相と懇談した際のやり取りを朝日新聞デジタルが次のように伝えている。
長崎原爆遺族会の正林克記会長は式典後に被爆者を代表して首相と懇談した際、このことに触れて「長崎の誓い、決意は去年と同じだったのでしょうか」と問いかけ、「がっかりというか、被爆者みんながびっくりした状態でいます」と述べた。首相はこの時、手元の資料に目を落としたままで、あいさつの内容については言及しなかった。
(朝日新聞デジタル「首相コピペあいさつ、長崎も? 被爆者からの批判に無言」より 2014/08/09 19:49)
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