佐世保事件、少女の鑑定留置決定 佐世保簡裁
長崎県佐世保市で県立高校1年の女子生徒(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女(16)について、佐世保簡裁が鑑定留置を認める決定をしたと8日、少女の弁護士が明らかにした。決定によると、期間は11日から11月10日までの3カ月間で、長崎地検佐世保支部は8月15日までに少女の身柄を留置先の施設に移すことになるという。
少女の刑事責任能力の有無などを調べるために同支部が請求していた。記者会見した少女の弁護士は「鑑定留置だけでは(全容は)わからない」と語った。弁護側は、精神医療の専門家から助言を受けながら接見を続けるという。
県警によると、少女は7月26日午後8時ごろ、一人暮らしをしていた佐世保市内の自宅マンションで、被害生徒の頭を複数回殴り、首をしめて殺害した疑いがある。捜査関係者によると、少女は「ネコを解体しているうちに人間も殺したくなった」「一緒にいるうちに(殺害を)我慢できなくなった」などと供述しているという。
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