
タレントの武井壮さんが9月11日、指導名目の暴力が起きている今のスポーツ界に対して「指導の名を盾にした虐待だ」と厳しい口調のツイートで批判した。
体操・宮川紗江選手への暴力問題を念頭に置いた発言とみられ、一連のTwitterの投稿には、暴力を許さないという強い意思が現れている。
武井さんは、スポーツ界が暴力に対する認識が甘いと指摘し、「街で大人が子供殴ったら即通報で逮捕だよ。それが『スポーツ教える』が乗っかったくらいでチャラどころか『素晴らしい指導』になる訳ねえだろう」と語気を強めた。
スポーツ教えるくらいの事で大人が子供殴っていいわけねえだろう。よく考えろ本当に、街で大人が子供殴ったら即通報で逮捕だよ。それが『スポーツ教える』が乗っかったくらいでチャラどころか『素晴らしい指導』になる訳ねえだろう。スポーツやってたらなんかいい事してるみてえな空気で正当化するなよ
— 武井壮 (@sosotakei) September 11, 2018
次の投稿で、小学生やパラアスリートに対する暴力を例に挙げて「教える側が反論や抵抗しにくい相手を殴るのは、指導の名を盾にした虐待なんだって事理解してくれよ」と呆れ返った。
じゃあパラスポーツの現場でコーチがパラアスリートたちバカバカ殴ってても、パラリンピック出られたら気持ちいいのか??女子サッカーで小1の女の子をコーチがぶん殴ってたら必要な指導だって見守るか?教える側が反論や抵抗しにくい相手を殴るのは指導の名を盾にした虐待なんだって事理解してくれよ
— 武井壮 (@sosotakei) September 11, 2018
武井さんは続けて、それでも問題はないと考える指導者がいたとしたら、「暴力や罵声無しでは指導できないなら、保護者や本人の暴力容認の同意を取って私塾でも開いて指導すれば良い」と皮肉混じりにツイート。
それでも問題にならんと言う指導者や関係者がいるなら、その指導現場の動画を撮って公開したらいい。正しいと言うならできるはず、それでも暴力や罵声無しでは指導できないなら、保護者や本人の暴力容認の同意を取って私塾でも開いて指導すれば良い。公の場での暴力はどんな理由があれ認める理由はない
— 武井壮 (@sosotakei) September 11, 2018
武井さんはさらにヒートアップ。
暴力を含む指導で選手が成長するという考え方を真っ向から否定し、「暴力を肯定してる全員に告ぐわ。暴力無しで全国1位の成績残せる指導方法見つけてから来い。暴力無しでそれができりゃ暴力なんか必要ねえだろうが!!全国目指すに必要だ?甘えんじゃねえ!!」と怒りがピークに達した。
『暴力もある指導法で成長した選手もたくさんいますよ』だと?ふざけた事抜かしたらあかん。
— 武井壮 (@sosotakei) September 11, 2018
暴力を肯定してる全員に告ぐわ。
暴力無しで全国1位の成績残せる指導方法見つけてから来いこのタコ野郎が!暴力無しでそれができりゃ暴力なんか必要ねえだろうが!!
全国目指すに必要だ?甘えんじゃねえ!!
ひとしきり意見を言い終えた後、「エキサイトして言葉が乱暴になりました、失礼٩( ᐛ )وフゥ。。」と反省し、おどけて見せた。
その上で、「スポーツの世界から汚い物、恥ずべき蛮行を全部無くして誰からも敬愛される紳士的で最高で最強の文化を作ろうぜ!」と意識改革の必要性を呼びかけた。
エキサイトして言葉が乱暴になりました、失礼٩( ᐛ )وフゥ。。
— 武井壮 (@sosotakei) September 11, 2018
全国のアスリート達や、指導者な皆さんとにかく駄目やからな!
スポーツの世界から汚い物、恥ずべき蛮行を全部無くして誰からも敬愛される紳士的で最高で最強の文化を作ろうぜ!
一連のツイートが共感を呼んだことは、リツイートやLikeの数に表れている。
中には1万8000回以上リツイートされた投稿もあり、「プロアスリートが言うと説得力がある」「激しく同意」といった共感の声が寄せられた。