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側近が 「トランプ大統領の理解力は小5程度」と明かした暴露本 信頼性が高いのはなぜ?

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 ワシントン・ポストは、ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込んだ記者、ボブ・ウッドワード氏が11日に出版する内幕本の概要を明らかにした。

 去年、トランプ大統領がシリアのアサド政権による化学兵器の使用に憤慨し、マティス国防長官に電話で「アサド大統領を殺せ」と指示。マティス国防長官は「すぐに取り掛かります」と答えたものの部下には何もしないよう指示し、最終的には現実的な空爆作戦を策定したと明らかにした。また、マティス国防長官が「トランプ大統領の理解力は小学5~6年生程度だ」と嘆いていたと記されている。これに対し、マティス長官は「小説としては面白いが私の発言ではない」と否定した。

 このほかにも、"新暴露本"には以下のような内容が書かれている。

>ゲーリー・コーン前国家経済会議委員長が、トランプ大統領のデスクにあった米韓自由貿易協定の廃棄表明文書の草案を「大統領に見せてはだめだ。この国を守らなければ」と隠した。

>ロシア疑惑を巡って聴取に応じるとしたトランプ大統領が、弁護士と一緒に予行練習をしたところ頻繁に嘘をついたため、偽証罪に問われかねないと考えた弁護士が「聴取を乗り切る方法はありません。囚人服を着ることになりますよ」と話した。

 著者のボブ・ウッドワード氏は日本ではあまり馴染みがないが、政治学者で東京大学先端科学技術研究センター助教の佐藤信氏は「彼が書いたものは以前の暴露本とはまったく異なる」と話す。

 「有名なジャーナリストで、それぞれの政権のもとで内情を色々な人にインタビューをして、かなり評判の高い本を毎回出していくということで知られている。少し前にもトランプ大統領の暴露本が出たが、彼が書いたものはそれとはまったく違って、しっかりとした調査を積み重ねた上にできている。他のジャーナリストや研究者からも評価が高いので、ウッドワード氏の本にエピソードが載っているということになると、否定しても確率が高い話になる」

 また、コーン氏が米韓自由貿易協定の廃棄表明文書を隠したという話が印象的だといい、「書類をあえて隠してなんとかまともな政権運営をしよう、周りが助けないと政権がまともに回らないという様子が伺える。それぞれのエピソードが衝撃的で、出版される本が楽しみ」と期待を寄せた。

 この本の出版が決まった際、トランプ大統領自身がウッドワード氏に「自分にインタビューするべきだ。しかしインタビューのオファーが来ていない」と電話をかけた音声が公開されているという。佐藤氏はここにも周りの配慮が見えるといい、「ウッドワード氏は7、8人を通してオファーしたと言っているが、トランプ大統領の耳に届いていない。その経緯も周りのガードによるもので、それがアメリカの内情」と指摘した。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

Abemaビデオ▶以前の暴露本『FIRE AND FURY(炎と怒り)』の真相は?


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