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フーターズ、従業員に人種差別的な発言をした客を入店禁止へ

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日本出身のエリナ・ブラックストックさんは、数年前からレストランチェーン「フーターズ」で働くことを夢見ていた。彼女はハフポストUS版に「自分に自信がなかったのですが、フーターズガールになりたかったんです」と話した。

フーターズは、チアリーダーをイメージした「フーターズ・ガール」によるおもてなしでお馴染みのアメリカン・ダイニングだ。

ブラックストックさんは2年前、テキサス州・ウィチタフォールズ市に移住した。同市でフーターズの新店がオープンし、彼女はそのチャンスを掴んだ。

しかし、8月12日、1人の客が会計の際、ブラックストックさんに対してレシートに人種差別と考えられるコメントを記載した。

レシートには「違う仕事しろ」と書かれ、「黄疸」とも書かれれていた。黄疸とは、血中のビリルビンという色素が増加し、皮膚や粘膜が黄色に染まる状態をいう。

さらに、その客はわずか1%のチップを渡したという。アメリカでは、小計の15〜20%のチップを追加するのが一般的だ。

ブラックストックさんは、「この表現を差別として受け止めている」と地元紙『ウィチタフォールズ・タイムズ・レコード』に語った。「知らない人もいると思いますが、『黄疸』とはアジア人に対する差別用語です」と同紙に話した。

差別用語と考えられるコメントをレシートに残した客は、店にいる間、一緒に来た家族とともにブラックストックさんがアジア人であることをけなす態度をとっていたという。た。

後に、本人とみられるエリナ・ブラックストーン(畠中瑛里奈)と名乗る女性は、この出来事の詳細をFacebookに投稿している。

フーターズの経営陣は彼女に協力的だったものの、この事件で大きなショックを負い、ブラックストックさんは退職したという。

フーターズ最高法務責任者のクラウディア・レビタスさんは地元ラジオ局『KNIN』に以下のコメントを伝えた。

ブラックストックさんに対して客が示した差別的な態度や言葉を、我々は大変遺憾に思います。店舗のマネージャーたちはこの事件について知って、すぐに彼女を励ましました。その客を入店禁止にすることも伝えました。

さらに、当社の最高経営責任者テリー・マークスは、ブラックストックさんに直接電話し、彼女をサポートすることと、このような行動や発言は許されないこと伝えました。

ブラックストックさんは退職したが、「小さな町だから、どこかで彼らに遭遇するかもしれません。注目を浴びて面白がっているのでは」とハフポストUS版に話したという。

ハフポストUS版より翻訳・編集しました。


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