ソビエト連邦末期のゴルバチョフ政権で外相を務めたエドアルド・シェワルナゼ元グルジア大統領が7月7日、死去した。86歳だった。ロイター通信の報道として、時事ドットコムなどが伝えた。長く病気を患っていたという。
ソ連崩壊に伴い独立国家となった祖国グルジアに戻り、国家元首の最高会議議長を経て1995年11月の選挙で大統領に当選。民族紛争と経済混乱にあえぐ祖国の再建に当たった。
しかし、市場経済化の停滞と汚職が国民の批判を浴び、2003年11月、議会選不正に抗議する野党の反政府デモで退陣に追い込まれた。
1928年1月、当時のソ連グルジア共和国生まれ。同共和国共産党第1書記を経て、85年7月にゴルバチョフ共産党書記長によってグロムイコ外相の後任に起用され、東西両陣営の平和共存を目指す新思考外交を展開。ドイツ統一にも尽力した。
しかし、ソ連保守派の巻き返しが強まる中、90年12月に「独裁が近づいている」と警鐘を鳴らし、外相を辞任した。
(時事ドットコム『シェワルナゼ元グルジア大統領死去=旧ソ連「新思考外交」推進』より 2014/07/07 18:28)
ソ連崩壊に伴い独立国家となった祖国グルジアに戻り、国家元首の最高会議議長を経て1995年11月の選挙で大統領に当選。民族紛争と経済混乱にあえぐ祖国の再建に当たった。
しかし、市場経済化の停滞と汚職が国民の批判を浴び、2003年11月、議会選不正に抗議する野党の反政府デモで退陣に追い込まれた。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー