パキスタン軍、武装勢力の掃討開始 アフガン国境近く
パキスタン軍は15日夜、アフガニスタン国境に近い北西部の部族地域内で、反政府武装勢力に対し、地上軍部隊を含む包括的な掃討作戦を始めたと発表した。
掃討の対象となるのは、「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」やTTPと共闘関係にある外国人武装勢力。同日未明から、部族地域北ワジリスタン地区内のTTPなどの拠点を空爆し、外国人民兵多数を含む80人を殺害したと発表していた。
今月8日、南部カラチで武装集団が国際空港を襲撃する事件があり、TTPと、TTPの保護下にあるウズベク人武装グループがそれぞれ犯行声明を出していた。(イスラマバード=武石英史郎)