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土曜授業で庄司智春が先生に 公立中小一貫校でラブレターの指導 下村文科相に経験尋ねる

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土曜も学校、再び 目指すは「学力世界トップ級」だけど

公立学校が完全週休2日になって12年。文部科学省が、「土曜の学習」を再び唱え始めた。「世界トップ級の学力」を公約した自民党の後押しで、政権交代から1年足らずで関係省令を改定。学校に限らず、住民や企業の協力も得て広めたい考えだが、課題は多い。

■「授業」と「学習活動」2本立て

「大事な人にラブレターを書きましょう」。約50人の子どもたちに語りかけたのは、タレントの庄司智春さん。東京都品川区立の小中一貫校、日野学園で26日開かれた「土曜学習フェスタ」でのひとこまだ。

ハイブリッドカー工作やお金の仕組みなどから希望のテーマを選び、校外の大人から学ぶ。手紙の書き方を教える庄司さんが、訪れた下村博文文部科学相にラブレターの経験を尋ねると、「たくさん書いた」。教室は笑いに包まれた。

同区では2012年度から月2回、区立の全小中学校で土曜に授業をしている。「授業時数に余裕ができ、補習や個別指導にも取り組める」と区教育委員会の担当者。一方、保護者らが指導役となり小学生にダンスやパソコンなどを教える学習活動も01年度から続く。フェスタは、そうした取り組みも広めたい文科省とともに開いた。下村文科相は「土曜学習など文科省がやろうとしていることにすでにチャレンジしており、素晴らしい。地域の方々の参加や協力は子どもたちにとって目に見えない効果がある」と述べた。

教師の「授業」と、それ以外の「学習活動」。文科省は、その2本立てで土曜の学習機会を増やそうとしている。まず学校教育法施行規則を昨年11月に改め、「特別な場合」に限っていた土曜授業を教育委員会の判断で実施可能とした。

さらに、地域住民や企業・団体のメンバーが講師となる「学習活動」を広めようと、講師役を派遣できる企業・団体を募る「土曜日教育ボランティア応援団」を昨年11月にスタート。活動内容の企画や人材探しなどを担うコーディネーターらを各地に配置するため、予算13億円を計上した。今年度、全公立小中学校の15%にあたる4500校区での導入を目指している。

asahi shimbun logo

(朝日新聞社提供) 


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