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マレーシア航空機、中国の人工衛星がインド洋上に浮遊物を確認 捜索は悪天候で難航

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3月8日に南シナ海上空で消息を絶ったマレーシア航空370便について、マレーシアのヒシャムディン・フセイン運輸大臣代理は22日、定例記者会見で新たに中国の人工衛星が撮影したインド洋上にある浮遊物の画像について声明を発表し、中国の船が調査のため現場に向かっていると述べた。BBCが報じた。フセイン運輸大臣代理はさらに、「中国政府は数時間内に声明を発表するだろう」との見通しを明らかにした。

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会見するフセイン運輸大臣代理

朝日新聞デジタルは、中国が発見した浮遊物について次のように伝えている。

中国の国家国防科学技術工業局によると、この物体は長さ22・5メートル、幅13メートル。画像は「18日正午ごろに撮影された」としている。オーストラリア当局が同国の人工衛星で16日撮影し、20日に公表したインド洋沖に浮かぶ大小二つの物体の位置からは南西にさらに約120キロ離れているという。
(朝日新聞デジタル「中国も「インド洋に浮遊物」 マレーシア機か確認へ」より 2014年3月22日20時51分)


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中国・国家国防科学技術工業局が発表したインド洋上の浮遊物とみられる人工衛星画像(CCTVより

この声明は、オーストラリアによる捜索でマレーシア航空機の残骸となる証拠を確認できなかったと帰還した捜索機の機長が述べた後に発表された。

また、フセイン運輸大臣代理は現地の気象状況について、非常に潮の流れが早く、海が荒れているため捜索は「非常に困難である」と述べ、熱帯低気圧の警報が出ていることにも懸念を示した。

フセイン運輸大臣代理はさらに、イギリスの新聞「デーリー・テレグラフ」が報じたMH370便の副操縦士と管制塔との間で交わされた54分間の通話記録について、「異常を示すようなものは何もなかった」と述べた。

21日、「デーリー・テレグラフ」は、8日午前0時39分から管制との交信が途絶えた午前1時19分までの交信記録を公表した。239人の乗員乗客の家族にとっては悲しいが、マレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かう予定だったMH370便が進路を変え、離陸から41分後に通信が途絶えた理由について、ほとんど手がかりはなかった。

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マレーシア航空MH370便の乗客の親族が、北京でマレーシア政府の代理人が状況説明を終えた後記者たちに向いて真相究明を求めて叫び出した


ファリク・アブドゥル・ハミド副操縦士(27)が最後に伝えた言葉は「了解、おやすみなさい」だった。

専門家は副操縦士と管制塔との通話記録について、滑走路上で地上走行している時から最後のメッセージまで、「完全に通常通り」だと述べた。

通常とは異なることが2つだけコックピット内で起きていたと見られる。操縦士から不必要に上空3万5000フィート(1万668メートル)と繰り返し報告されているのと、クアラルンプールの航空管制官からベトナムのホーチミンに引き継がれるまでの間に航空機の通信が途絶えていることだ。

元ブリティッシュエアウェイズ(BA)の操縦士スティーブン・ブッディガン氏はテレグラフ紙に対して、「仮に私が航空機を盗もうとするときでも、高度の報告を何度も繰り返すことは私でも行うだろう」と述べ、異常なことではないという認識を示した。

(English)



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