福島の汚染水処理設備ALPS、運転再開の見通し立たず
東京電力福島第一原発で出る汚染水を処理する多核種除去設備ALPS(アルプス)が故障して停止した問題で、東電は19日、ALPSの運転再開の見通しが立っていないことを明らかにした。故障の原因を調査中で、汚染水の処理が止まっている。また、汚染水を処理した水をためていたタンクに、故障が原因で汚染水が流れ込んでいたことがわかった。最大で約1万5千トンの処理水が汚染された。
ALPSは、溶融燃料を冷やした水と地下水が混じることで出る汚染水から、ストロンチウムなど62種類の放射性物質を取り除くとされる設備。最大で1日750トン処理でき、昨年3月から試運転を続けている。
ALPSでトリチウム(三重水素)は除去できないものの、1日400トンずつ増える汚染水を処理することで、貯蔵タンクから漏れた際の危険性を減らせると期待されている。
東京電力福島第一原発で出る汚染水を処理する多核種除去設備ALPS(アルプス)が故障して停止した問題で、東電は19日、ALPSの運転再開の見通しが立っていないことを明らかにした。故障の原因を調査中で、汚染水の処理が止まっている。また、汚染水を処理した水をためていたタンクに、故障が原因で汚染水が流れ込んでいたことがわかった。最大で約1万5千トンの処理水が汚染された。
ALPSは、溶融燃料を冷やした水と地下水が混じることで出る汚染水から、ストロンチウムなど62種類の放射性物質を取り除くとされる設備。最大で1日750トン処理でき、昨年3月から試運転を続けている。
ALPSでトリチウム(三重水素)は除去できないものの、1日400トンずつ増える汚染水を処理することで、貯蔵タンクから漏れた際の危険性を減らせると期待されている。