ウルトラマン、マレーシアで発禁 イスラム教義反したか
日本で人気の特撮ヒーロー「ウルトラマン」を題材にした漫画本(マレー語版)の発行をマレーシア政府が禁止したことがわかった。内務省は7日声明を発表し、「ウルトラマンは多くの子どもたちに偶像崇拝されている。アラー(神)と同一視することはイスラム教徒の青少年を混乱させ、信仰を損なう」と理由を明らかにした。
発行禁止となったのは、ウルトラマンの原作を元に地元出版社が発行した漫画本「ウルトラマン ザ・ウルトラパワー」。メディア規制法の一つ、印刷機・出版物法に基づき、先月18日に同国内務省が発行禁止の通達を出した。
(朝日新聞社提供)