一般社団法人「人工知能学会」が発行する2014年1月1日号の学会誌で、女性型アンドロイドが手にホウキを持ち掃除する姿が表紙に描かれていることが問題となったが、次号となる3月号では、アンドロイドからの視点で描かれたイラストが表紙になっている。
3月号のイラストでは、女性であることは明確に示されていないが、1月号でアンドロイドが手にしていたホウキ、本が描かれており、同じキャラクターを意図したものである可能性が高い。
手にしている本はドイツの哲学者、ヘーゲルの「精神現象学」(またはそれについての論文)。これをわざわざ明記した点についても、作者の意図を推し量るツイートが投稿されている。
問題となった1月号の表紙
3月号の目次によれば、表紙の問題についての小特集が組まれており、論点の整理や、この件に関して投稿されたツイートの分析、人工知能はどのように擬人化されるべきなのか、などについて盛り込まれている。
■Twitterの声
メイドさん表紙で物議を醸し出してしまった人工知能学会誌ですが、その次の号ではメイドさん視点の表紙になりました。 http://t.co/G3yNprBSmx
— はつね (@hatsune_) March 4, 2014
3月号のイラストでは、女性であることは明確に示されていないが、1月号でアンドロイドが手にしていたホウキ、本が描かれており、同じキャラクターを意図したものである可能性が高い。
手にしている本はドイツの哲学者、ヘーゲルの「精神現象学」(またはそれについての論文)。これをわざわざ明記した点についても、作者の意図を推し量るツイートが投稿されている。
問題となった1月号の表紙
3月号の目次によれば、表紙の問題についての小特集が組まれており、論点の整理や、この件に関して投稿されたツイートの分析、人工知能はどのように擬人化されるべきなのか、などについて盛り込まれている。
■Twitterの声
人工知能学会の表紙で読んでるのはヘーゲルの「精神現象学」で、「推論」や「学習」をへて、「自己認識」を得る意識の発展過程のことらしいので、人工知能学会の表紙に相応しい。
— クッキー☆おばあちゃん(3D) (@oskimura) March 5, 2014
これはうめえ。一つの絵の中に様々なメッセージをこめつつもそれらが調和している。これをただ批判すると読解力のないことをあぶりだすことになるな。 / “メイドさん表紙で物議を醸し出してしまった人工知能学会誌ですが、その次の号ではメイド…” http://t.co/jW7Atnc6Bj
— おすし (@plutoniurn) March 4, 2014
人工知能学会が新しい学会誌の表紙を「その視線の先」にしたらしいけど、いくらそこにストーリーを展開したところで、「女性」と「掃除」の記号を結びつけたことと、それらの記号を結びつけが何を示すかということに無頓着だった事実はかわらない。
— 福武忍 (@shinobuns) March 5, 2014
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